ラ・トーレ・デル・カノニゴへの道のりは、イビサの丘をくねくねと上る迷路のような路地をたどる、情緒あふれる旅。頂上からは、ユネスコ世界遺産の城壁都市ダルト・ヴィラを見下ろす息をのむ眺めが広がり、目の前には16世紀に建てられた3棟の建物、現在のモダンなブティックホテルが姿を現します。もしこの壁や隠し通路、古い見張り塔が語れるなら、聞こえてくるのは向こう見ずな冒険者たちの物語や、内戦下の大胆な逃避行。
外観は、今も過去とつながっています。けれど館内は、まぎれもなく現代の領域。改装された客室は、ミニマルなホワイト・アイルの色調と石造りの壁をあらわにした空間に、ベルベットの生地や現代的なモノクロームのディテールを組み合わせています。イビサの港を望む眺め、そして客室によっては朝日まで楽しめる、うってつけのキャンバス。レストランやルーフトップテラス、マリーナを望むプールからも、その景色を満喫できます。
再び日が昇れば、ラ・トーレ・デル・カノニゴから丘を下る散策へ。ひと息つける店やレストランが、数えきれないほど見つかります。ホテルでイビサの歴史に興味が湧いたなら、その熱を絶やさずに、旧市街のプジェ美術館、プイグ・デス・モリンスのネクロポリス、カタルーニャの大聖堂へ。もっと現代的な方向へ進むなら、エイビッサ現代美術館へ。ここは島の中心部。優雅な広場と賑やかなバー、華やかなビーチと享楽的なナイトクラブが織りなす、魅力的な空気に包まれます。