ラ・カサ・デル・プレシデンテという名は、単なる呼び名にとどまりません。スペイン民主化後の初代首相、ドン・アドルフォ・スアレスのかつての邸宅に収まる、シックなホテル。さらに過去を感じさせるのが、アビラを象徴する中世の城壁。ホテルのプールと庭園のすぐ隣まで連なっています。
淡い色合いの石壁に、エレガントなクリーム色のリネンシェードで日差しをやわらげた天然木の窓。到着したその瞬間から、現代的でそぎ落とされた空気感に包まれて。一歩足を踏み入れれば、明るく開放的な客室が、建物の歴史をさりげなく今へとつなぎます。究極のプライベート感を求めるなら、庭園を見渡す専用テラス付きのスイートを。スペインの強い日差しを浴びたあとは、プールでさわやかにひと泳ぎ、日陰のラウンジャーに身を横たえて。あるいはPorch Gardenへ。アビラの古い城壁に夕闇が降りるころ、コーヒーやシグネチャーカクテルをオーダーできます。
さあ、街へ。アビラの中世の遺産は、どこもすぐそこにあります。石畳の道をたどって静かなサンタ・テレサ修道院へ、大聖堂へ、あるいは城壁の上の小道を歩いて、広がる眺望を堪能。ただし、yemas de Santa Teresaの食べ過ぎにはご注意を。レストランCaleñaのテイスティングメニューが待っています。カスティーリャの食の伝統を新鮮に解釈した料理に、地元の選りすぐりのぶどう園のワインを添えて。楽しみは尽きません。ラ・カサ・デル・プレシデンテでの滞在は、歴史の1ページを飾る体験となるでしょう。
レストランCaleñaは、カスティーリャの歴史に文字どおり浸ることのできる場所。アビラの中世の城壁の内側に構え、この地方の食の伝統に光を当てたメニューにふさわしい、優雅で趣のある空間です。シェフたちは祖母の料理からインスピレーションを得て、カスティーリャ料理に現代的なアレンジを添えています。館内のワインセラーには、地域の選りすぐりのぶどう園のボトルが揃い、ガイド付きのテイスティングも。Caleñaの営業は、水曜から土曜のランチとディナー、日曜はランチのみ。ルームサービスは、Caleñaが休業となる日曜の夜、月曜、火曜に限りご利用いただけます。
「キッチンでの朝食」は、毎朝8:30から10:30まで、邸宅1階のOld Kitchenでお楽しみいただけます。地元の自然な食材が並び、パンは創業100年以上の工房La Tahona del Sotilloのもの。主に石臼で挽いた小麦粉を使い、塊のまま長時間発酵させ、ゆっくりと捏ねて、石窯で焼き上げた一品。ほかにも地域で作られたチーズやヨーグルトなど、心満たされる朝食を彩るさまざまな品が揃います。
レストランCalenaが提案するのは、伝統と現代をつなぐ、上質なファーム・トゥ・テーブルのダイニング。エレガントで心地よい空間には、品質と細部へのこだわりによって高められたシンプルさという、レストランの哲学が映し出されています。シェフを務めるのは、トゥデラ・デ・ドゥエロ生まれで、スペイン屈指の名店で腕を磨いたディエゴ・サンス。伝統的なカスティーリャのレシピを磨き抜かれた技法で再解釈し、信頼する地元生産者の旬の食材を一貫して使う料理。
ホテル住所
La Casa del Presidente
アクセス