街や風景を高い場所から眺めることには、格別の楽しさがあります。ルーフトップから見下ろすと、いつも見慣れている通りも、また違った表情を見せてくれます。ソーホーでカクテルを楽しんだり、セビリアの街並みを見渡すプールで過ごしたり、目の前に地中海がどこまでも広がるテーブルで食事をしたり。その楽しみ方はさまざまです。洗練されたホテルバーから、緑に囲まれたテラス、街のスカイラインを見渡すインフィニティプールまで、高い場所にあるという立地を最大限に生かした、魅力的なホテルをご紹介します。

1. Broadwick Soho(ブロードウィック・ソーホー)、イギリス

ブロードウィック・ソーホーのルーフトップバー「Flute(フルート)」では、デザイナーのマーティン・ブラドニツキが、ソーホーらしい華やかさをさらに際立たせています。鏡張りの天井、コルク張りの壁、アニマル柄の張り地、そしてヤシの葉を大胆にあしらった、思わず目を奪われるほど華やかなカーペット。これらが、オニキスを天板に使ったバーを取り囲んでいます。屋外には美しく造園されたテラスがあり、高い場所からロンドンのスカイラインを一望可能。その眼下には、ソーホーの活気が広がっています。ここでは、華やかでありながら、気取りすぎない雰囲気が楽しめます。カクテルや夜遅くのドリンクを楽しむのにぴったりの、劇場のような空間。地元ソーホーの人々と、世界各地から訪れる宿泊客が集い、ひとときを楽しめる場所です。

2. La Roqqa(ラ・ロッカ)、イタリア

ポルト・エルコレを見渡す丘の上に建つLa Roqqa(ラ・ロッカ)は、トスカーナ海岸に位置する、1960年代からインスピレーションを得たホテルです。焦げたような赤やテラコッタ色のアクセントが目を引く一方で、「Scirocco Rooftop Bar(シロッコ・ルーフトップ・バー)」から望む景色もまた印象的です。バーはコルシーニ植物園とポルト・エルコレの港を見渡す方向に設けられています。カクテルはカラヴァッジョの絵画をテーマにしており、メニューにはネグローニ専用のセクションも用意。また、眼下の砂浜にあるホテルの「Isolotto Beach Club(イゾロット・ビーチ・クラブ)」も眺めることができます。ここが、このホテルで太陽をたっぷり浴びながら過ごす一日の大半を楽しむ場所になるでしょう。

3. The Rebello(ザ・レベッロ)、ポルトガル

ポルトのワイン倉庫が立ち並ぶエリアの中、ドウロ川南岸に沿って建つThe Rebello(ザ・レベッロ)。ロフトスタイルの客室とスイートは、インダストリアル・シックを極めた空間です。「Bello Rooftop(ベッロ・ルーフトップ)」では、伝統的なボートが川を行き交う姿を眺めながら、ドウロ川の景色を楽しめます。日中は、小皿料理のペティスコスや、身体にうれしいブランチボウルを味わいながら過ごせます。ワインリストには、大西洋沿岸、渓谷、そしてポルトガル南部のブドウ畑から選ばれたワインが並び、この土地のテロワールをバランスよく味わえるラインナップです。

4. WITTMORE HOTEL(ウィットモア・ホテル)、スペイン

WITTMORE HOTEL(ウィットモア・ホテル)にほんの数分滞在するだけで、現代的なメンバーズクラブのような雰囲気に包まれます。立地は、バルセロナのゴシック地区を見下ろす高い場所。シトラスイエローのストライプが印象的なサンデッキには、スタイリッシュで社交的な雰囲気が漂います。大人限定のホテルで、プールサイドのカクテルを楽しむひとときを過ごせます。

5. Nobu Hotel Marrakech(ノブ・ホテル・マラケシュ)、モロッコ

赤い街マラケシュの「ゴールデン・トライアングル」を見下ろすようにそびえるNobu Hotel Marrakech(ノブ・ホテル・マラケシュ)では、ルーフトップガーデンが一年を通して利用できる、緩やかな曲線を描くプールを中心にデザインされています。プールの周囲にはカバナやラタン製の吊り椅子を配置。ヤシの木によって日陰がつくられ、冷たい日本料理や握り寿司、刺身などが、寿司バーからサンデッキへと運ばれてきます。そして日が沈む頃になると、DJのセットが始まり、音楽のボリュームが徐々に上がっていきます。

6. 137 Pillars Suites Bangkok(137ピラーズ・スイーツ・バンコク)、タイ

バンコクの街並みを高い場所から見下ろす137 Pillars Suites Bangkok(137ピラーズ・スイーツ・バンコク)には、街のスカイラインを背景にしたインフィニティプールがあります。そのフォトジェニックな姿は、まさに絵になる美しさです。カクテルタイムが訪れたら、豪華なラウンジャーから裸足でほんの数歩歩いて「Sky Bar(スカイバー)」へ。ひと泳ぎした後のサンダウナーを楽しみましょう。

7. Sant Francesc Hotel Singular(サン・フランセスク・ホテル・シンギュラー)、マヨルカ

Sant Francesc Hotel Singular(サン・フランセスク・ホテル・シンギュラー)は、壮麗なパルマ大聖堂を特等席から望む、都会のオアシスです。200平方メートルのルーフトップテラス、プールバー、サンルームから、パルマ旧市街のパノラマビューを満喫できます。マヨルカの首都で、冷えたシャンパンを味わいながらゆっくり過ごしたり、一日中プールに入ったりするのに、これ以上の場所はなかなか見つからないでしょう。

8. CoolRooms Palacio de Villapanes(クールルームズ・パラシオ・デ・ビジャパネス)、スペイン

CoolRooms Palacio de Villapanes(クールルームズ・パラシオ・デ・ビジャパネス)に滞在すれば、ホテルの壁の外へ一歩も出ることなく、セビージャの名所を眺めることができます。ラ・ヒラルダの鐘楼やゴシック様式の大聖堂など、セビージャを代表する観光名所が、ホテル滞在の中に自然と組み込まれているのです。18世紀のアンダルシアの宮殿を利用したこのホテルには、息をのむようなルーフトップがあり、カバナと涼しげなプランジプールが設けられています。バロック建築、 大理石の柱、タイル、装飾的なアーチ、彫刻が施された扉、寄木張りの床など、華やかな建築要素が随所に見られるでしょう。そしてそのすべてが、サンタ・クルス地区のすぐそばに位置しています。

9. Emiliano Rio(エミリアーノ・リオ)、ブラジル

Emiliano Rio(エミリアーノ・リオ)のルーフトップバーとインフィニティプールは、ホテル全体と同様に、白を基調とした洗練されたミニマルなデザインです。このホテルは、外側に設けられたシャッターが特徴的で、巧みにデザインされた穴あきパターンによって、涼しい海風を室内へ取り込みながら、木漏れ日のような光を室内に届けます。伝説的なコパカバーナ・ビーチを目の前に望み、このモダニズム建築の傑作からは、きらめく大西洋、さらにその向こうにそびえるシュガーローフ山まで見渡すことができます。

10. La Valise Mexico City(ラ・ヴァリーズ・メキシコシティ)、メキシコ

メキシコシティのトレンディなローマ地区にある、1920年代に建てられたフランス風のタウンハウス。その目立たない扉の奥にひっそりと佇むのが、La Valise Mexico City(ラ・ヴァリーズ・メキシコシティ)です。ここには8室の豪華なスイートがあり、メキシコ人アーティスト、ペドロ・フリーデベルグによって、彼の特徴的なシュルレアリスム様式が取り入れられています。ポラリス・スイートとキレネ・スイートには、それぞれキングサイズベッドが備えられており、ベッドごとプライベートテラスへ移動可能です。ラグジュアリーなベッドリネンに包まれたままCDMX(メキシコシティ)の街を眺めたり、屋外に設置された独立型バスタブに浸かりながら景色を楽しんだりできます。