ホテル経営を学んでいた頃に出会ったカルメンとクラウス。二人は「忙しく混乱した世界から離れ、心を落ち着けられる場所を求める、国際的で感性豊かな旅行者のための小さなブティックホテルを作りたい」という共通の夢を持っていました。
そして南チロルにある、現在の「ミラモンティ・ブティックホテル」を引き継ぐ機会が訪れたとき、二人はこここそ自分たちが探し続けていた場所だと感じました。
カルメンと私は、ホテル経営学校で出会い、そこで恋人になりました。
私たちは二人とも、両親を通じてホテル業界に触れて育ち、いつか自分たちのホテルを持ちたいと夢見ていたのです。
2012年、金融危機の影響によって、南チロルにあるミラモンティ・ブティックホテルを買い取るチャンスが訪れました。それが結果的に私たちにとって良い方向へ働いたのです。
私たちが目指したのは、世界中の人々に魅力を感じてもらえるホテル。
私たちはブティックホテル独特の温かい雰囲気が好きで、アルプス地方を代表するホテルのひとつになりたいと思いました。
そのために、建築、デザイン、そして質の高い料理を融合させたホテル作りを目指しました。
また、宿泊客に最大限の自由を味わってほしいと思っています。
この地域にある他の高級ホテルとは違う存在になるため、私たちは3つの異なるコンセプトの夕食レストランを作りました。ゲストはその日の気分に合わせて、好きな料理を自由に選ぶことができます。


私たちは、メラーノの町を見下ろす、太陽に恵まれたハーフリングに位置しています。
ハーフリングは標高1,250メートルにある非常に自然豊かな地域で、ハイキングを楽しんだり、太陽の光を浴びたり、冬にはスキーをしたりするのに理想的な高原です。また、ハーフリンガー馬の故郷でもあります。
この土地の人々はとても勤勉で、飾らず素朴な人柄です。この場所にあることで、私たちは一年を通してホテルを営業できます。
南チロルは、特に印象的な山々と広大な高原草原を持つドロミテで知られている場所。この地域には、雄大な山々、穏やかな谷、美しい湖が共存しています。
文化的にも南チロルは特別な場所です。ドイツ、イタリア、ラディン語圏の影響が、日々の暮らし、言語、伝統に表れています。この融合は、ボルツァーノのような都市で特に感じられます。
スペック(燻製生ハム)、ダンプリング(団子料理)、アップルシュトゥルーデルなど、地元ならではの名物料理も特徴的です。
私たちは自然と田園風景を愛しており、自然こそが最高の建築家だと強く信じています。


良いホテルとは、温かいおもてなしがあり、そこに働く人たちの想いや明確なビジョンが感じられる場所。
さらに、確かな経営力、世界中のゲストを惹きつける魅力、効率の良さ、そして偽りのない本物らしさが備わっていることが大切です。
もちろん、美しく、よく考えられた建築やデザイン、高品質な布地や素材、そして本物の商品も重要です。
努力や誠実さが感じられる空間であるべきだと思います。
建築やデザインは、人に幸福感や安心感を与えるものです。
空間は調和が取れていて、ひとつの明確なコンセプトを持っていなければなりません。そこには、長く残るものを作ろうとした創り手の考えや想いが感じられるべきです。
ミラモンティでは、温かさと現代性を伝え、若々しく活気ある環境を育むことを目指しています。
本物の素材が持つ価値は、心地よさを生み出します。自然は私たちに季節の流れやリズムを教えてくれます。
私たちは四季のありのままの美しさを大切にしているのです。
私たちが提供する体験は、常に自然と結びついています。たとえば、斑岩(ポルフィリー)やバーベナを使ったトリートメント、森林浴、ハイキング、ワインテイスティングなどです。


私たちの目標は、ラグジュアリーホテルを持続可能なものにすることです。そのため、数年前からサステナビリティへの取り組みを始めました。これは終わりのない旅だと理解しています。
テラ・インスティテュートの支援を受けながら、私たちはサステナビリティプログラムを完成させ、GSTC認証を取得しました。
ホテルのゲストは、さまざまな場面で私たちの環境への取り組みを感じることができます。そして、随所にある革新的なアイデアに驚かれることも多いです。

