[2021年6月29日] スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)の今月のハイライトスポットはベストアイランドにも選ばれたカリブ海に面した中米の国ベリーズです。魅惑的なこの地を堪能できる3軒の「至福」とも呼ばれるホテルをご紹介します。ベリーズでは、5月31日に海外観光客の受け入れを再開し観光客の活気が再度復活しつつあります。

 

近日、SLH海外宿泊施設では、アメリカ・ルイビルに新規オープンするザ・グラディー(The Grady)、アイルランド・ダブリンのザ・ワイルダー・タウンハウス(The Wilder Townhouse)、元サッカー選手のライアン・ギグスとガリー・ネビィルが所有するイギリス・マンチェスターに位置するストック・エクスチェンジ・マンチェスター(Stock Exchange Manchester)を新たなSLHの仲間に加えました。遂に、SLH日本事務所では新しいFacebookページ「@slhjapan」を開設しました。フォローしてくだされば幸いです。

 

リゾート(大人のみ)

Matachica Resort & Spa (ベリーズ、アンバーグリスキー)

1室分の料金:1泊190ポンド(朝食付き、およそ27,498円)より、全32室

ベリーズ、アンバーグリスキー

大人専用、32室のMatachica Resort & Spaが、自然環境に恵まれたベリーズでの至福の時間を提供します。ベリーズ最大の島であるアンバーグリスキーに位置するマタチカは、世界最大級のバリアリーフに面しており、「自然がつくるプライベート空間」で知られています。モダンなベアフットビーチは、2019年に全面改修を行い、現在キー島の白砂のビーチには、プライベートパティオが備わった色鮮やかな茅葺き屋根のカシータやヴィラが点在しています。その壮快さは外観だけではありません。内装にも活力が湧きだすような壁画が描かれています。さらに地元で作られた家具や環境にやさしいマットレス、アメニティなど、コミュニティを大事にしているサステイナブルなリゾートにふさわしい工夫が施されています。このパンデミックを機に、オーナーのDaniel Lighterは、息子のStephen Lighter(パン職人、パティシエ)と、パリのシェフ、Léon Cerredo(元The French Laundryのシェフ・ドゥ・パルティ)を起用し、お料理にも更なる趣向を凝らしました。受賞歴のあるレストラン「Mambo」と、新しくオープンしたビーチフロントのカジュアルレストラン「Mambo Bistro」では、自家製ロブスターのラビオリ、地元で採れた蜂蜜を使ったキーライムパイ等、北米やフランスの伝統の味と地元の味のコラボレーションをお楽しみいただけます。他にもマタチカでは様々なお楽しみがあります。リゾート内のJade spaのパパイヤ・フェイシャルでゆったりとするもよし、Great Blue Holeでダイビングのスリルを味わうもよし、海と陸どちらも選ぶことができる隠れ家です。

 

SLHのお薦めポイント:Matachica Resort & Spaと姉妹ホテルのGAÏA Riverlodgeのツインセンターは、ベリーズで海と緑を満喫したいお客様なら必ず訪れたいホテルです。

 

リゾート

GAÏA Riverlodge (ベリーズ、カヨ地区)

1室分の料金:1泊173ポンド(朝食付き、およそ26,429円)より、全16室

ベリーズ、カヨ地区

全16室のGAÏA Riverlodgeは、Matachica Resort & Spaの姉妹施設で、再生エネルギーを使用しています。このベリーズのエコフレンドリーなリゾートは、サステイナビリティにおいて偉大な金字塔を打立てました。ベリーズでグリーングローブ認証を受けた5つしかない施設のうちの1つです。表情豊かなFive Sisters Waterfallsが流れるPrivassion Riverに挟まれ、GAÏAは450種以上の鳥や植物が生息する熱帯雨林の中に静かに佇む水源の隠れ家です。いたるところで未知の動植物との出会いがあり、お部屋には地産の木、茅、石が使われています。GAÏAのオープンレストランとカクテルラウンジのメニューは、シェフたちが全国を巡って地元の最高の食材だけを集めて作ったものです。スパも同様に、ベリーズ、グアテマラ、メキシコの大自然から集められた最高の天然トリートメントを使用しています。ゲストは、ガイド付きジャングル散策、ネイチャートレイル、早朝バードウォッチングなど、様々な体験を無料でお楽しみいただけます。 少し足を延ばせば、マヤの農業技術、チョコレート作り、陶器作りなど、古代マヤの習慣や伝統を学ぶことができます。オーナーのDaniel LighterとNigel Richardsはあらゆるサステナビリティに情熱的。リラックスしたラグジュアリー感の中にサステイナビリティの要素を見事に融合させています。GAÏA-古代ギリシャの大地を象徴する女神。GAÏA Riverlodgeはその名の真髄の通り、訪れる人に命を吹き込みます。

 

SLHのお薦めポイント:GAÏAのオーガニック・ファームで、このリゾートのマヤ・オーガニック・ファーマーのSamuelと一緒に、旅行から帰ってからも役立つ農業のコツを教えてもらったり、その日の献立合うお野菜を選んでみてはいかがでようか。

 

リゾート(家族連れ歓迎)

Itz’ana Resort & Residences (ベリーズ、プラセンシア)

1室分の料金:1泊203ポンド(朝食付き、およそ31,012円)より、全21室

ベリーズ、プラセンシア

SLHの新ベリーズホテルのラストを飾るのは、その美しさに心奪われるItz’ana Resort & Residences。全21室のItz’ana Resort & Residencesは、ヤシの木が立ち並ぶベリーズ南東部のプラセンシアに位置するビーチサイド・リゾート。この辺りはリーフと熱帯雨林がおりを成す場所です。 厳重にプライバシーが確保された客室とヴィラには、包み込むようなテラス、広々とした室内のリビングスペース、そしてどこまでもラグジュアリーな快適さが備わっています。全室、ヤシの木をモチーフにした壁画をアクセントとした、落ち着きのあるナチュラルな内装を味わえます。Itz’ana Resortのビーチサイドレストラン「Limilia」では、ホテルの漁師が獲った新鮮な地元の食材や有機栽培の野菜を使った、カリブ海や中米の地元料理をお楽しみください。Itz’ana Resortでは家族連れも大歓迎。2つあるプールのうち1つは子供専用となっております。目を見張るような数の野生動物が生息しており、リゾートでのアクティビティの中で彼らに出会うことも少なくありません。Itz’ana Resortは、ゲストの皆様に楽しい冒険を提供できるベースキャンプであることを誇りに思っております。ベリーズ最長のジップラインから、世界で唯一のジャガー保護区でのツアー、ベリーズ・バリアリーフでのダイビングまで、様々な体験が盛り沢山です。

 

SLHのお薦めポイント:プラセンシアは、海水ワニ、ウミガメ、絶滅危惧種のマナティーの繁殖地です。この希少な生物に出会える人気のマナティウォッチツアーがお勧めです。

 

市街地のホテル

The Grady (米国、ケンタッキー州) – 新規オープン(5月20日)

1室分の料金:1泊183ポンド(朝食付き、およそ27,957円)より、全51室

米国、ケンタッキー州

今月発表された「The Grady」は、ルイビルのダウンタウン・マーケット・ディストリクトで新しく加盟したホテルです。築140年の建物を利用したこのホテルの開発者はVision Hospitality社。5階建ての51室の高級隠れ家を実現しました。この歴史的建造物は、ホテルのシグネチャーカラーであるグレディグリーン、紺、茶色を基調とし、天井には再生木材、タフトヘッドボード、地元に根ざしたアートなど、美しい色調で統一された客室に生まれ変わりました。 ライブラリーエリア、アートギャラリー、暖炉などの共有スペースも、同様に温かみのある空間となっています。 レースの歴史を彷彿とさせる蹄鉄や、ルイビル出身の故Muhammad Aliのシルクローブなど、ホテルの至る所で街の歴史を感じさせるサプライズが用意されています。 この建物には様々な変遷がありました。中でも印象的なのは、ケンタッキーダービーを象徴する帽子を製造していたSwan-Abram Hat Companyの本拠地であったことです。 ホテル内のレストラン&バー「The Wild Swann」では、その名の通り、最高に魂のこもったケンタッキースピリッツと小皿料理をお楽しみください。

 

SLHのお薦めポイント:ワイルドスワンは、1883年にこの土地で薬用バーボンを製造したJ.B.ワイルダーにも由来しています。是非バーキーパーに「スワン・ソング」と囁いてみてください。この街の秘密をもっと知ることができますよ。

 

市街地のホテル

The Wilder Townhouse (アイルランド、ダブリン)

1室分の料金:1泊170ポンド(朝食付き、およそ25,971円)より、全42室

アイルランド、ダブリン

ビクトリア朝時代の建築様式と、考え抜かれたモダンなデザインが融合した、印象的な都会のホテルが「The Wilder Townhouse」です。The Wilderのドラマチックな赤レンガのホテルに足を踏み入れると、そこには個性的な光と色に満ちた、大胆でありながら温かみのある居心地のよい空間が広がっています。スイートルーム4室を含む42室が3フロアにゆったりと配置されており、ウォークイン・レインフォレスト・シャワーなどの最新の設備が整っています。The Wilderは、ダブリンでも数少ない居住者専用のタウンハウス。美しく手入れされた庭園に囲まれています。なんと、あの有名なIveagh GardensやSt. Stephen’s Greenにも歩いて行けます。総支配人のBarry Francisと彼のチームは、アイルランドの温かいおもてなしを約束し、ホテル全体としてサステイナブルな活動を推進しています。 The Wilder は、Dublin Honey Bee Projectと提携し独自のWilder Beehivesを導入して、減少しつつあるミツバチのコロニーを保護しながら地元産のハチミツを生産しています。今月リニューアルオープンしたThe Wilder Townhouseでは、「Dublin Reawakened」パッケージをご用意しています。このパッケージでは、ダブリンの有名なランドマークを発見するプライベートガイドツアー、ダブリンのコーヒーテーブルブック、ホテルに戻ってからのカクテルなどお楽しみいただけます。

 

SLHのお薦めポイント:ザ・ワイルダー・タウンハウス・ジン&ティールームでは、ヘッド・ミクソロジストのハリー・クロフトンがつくる、このホテルで最も人気のあるリクエスト、ハニー・オレンジ・ブロッサム・カクテルがお勧めです。アイルランド全国から厳選された特注のクラフトジンが食欲をそそります。

 

市街地のホテル

Stock Exchange Hotel (英国、マンチェスター)

1室分の料金:1泊276ポンド(朝食付き、およそ42,164円)より、全40室

英国、マンチェスター

Stock Exchange Hotelは2019年にオープンした当初、元サッカー選手のライアン・ギグスとゲイリー・ネヴィルがGG Hospitality社を所有していたこともあり、注目を集めました。 現在、全40室のこのホテルは、高級ホテルとしての価値を十二分に発揮し、マンチェスターで定番のホットスポットとなっています。 グレードIIの指定建造物は、GGホスピタリティがManchester’s Stock Exchangeのかつての家を取得したときに6年間の改修が行われました。そして現代的なライフスタイルホテルとして尊重し、再解釈しました。世紀末の豪華な建築と高さのある空間が巧みに調和されています。 広々とした客室とスイートには、大理石のウォークインシャワーと独立したバスタブが落ち着いた色調で上品に装飾されていて見ているだけでうっとりします。 ミシュランを獲得したシェフ、Tom Kerridgeが指揮を執る「The Bull & Bear」は、曜日を問わず賑わいを見せています。料理長のSarah Haywardと一緒に、洗練された英国のコンフォートフードメニューを考案しました。メインレストランのほか、「The Vault」や「The Bank」といったプライベートな空間でもお楽しみいただけます。 Stock Exchange Hotelは、マンチェスターでの都会の休日に最適なホテルです。

 

SLHのお薦めポイント:5階に位置する「The House」は、3,500平方フィートの広大な3ベッドルームレジデンスで、マンチェスターで唯一、5つ星ホテルのサービスを受けられる居住用アパートメントです。

 

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